ポイント
人の無意識に有る差別が、AV女優さんを傷付ける。
「AV女優とは思えない位キレイ」は何故失礼なのか
当たり前のように使われる失礼な言葉
AV女優さんを初めて見た時のリアクションとして用いられる1つの言葉が、「AV女優とは思えない程キレイ」です。
この言葉を聞いた瞬間、違和感を持った人と褒めていると感じた人の2パターンに分かれると思いますが、貴方は何方でしょうか。
同様のツイートを投稿した所、多くの方からリアクションを頂きましたので、改めて説明させて頂きます。
ルックスが優れているAV女優さんに対して「AV女優とは思えない」とのコメントは、
「性を売りにする様な女なんて、たいしたルックスを持ち合わせていないだろう」という先入観が滲み出ていると感じますね。— ざわちんAV研究家/玉袋裂太郎「AV速報」 (@sbctMD) June 4, 2022
前述した2パターンのリアクションですが、ツイート内容からも分かる様に「違和感」を持ってモヤモヤして頂きたいです。
ストレートに「キレイ!」と言えないのは差別意識が滲み出ている
美しい女性を目の前にした時、またはテレビやネットで見た時に「キレイな人だ」は最も多くあるリアクションだと思います。
内田有紀さんを見たら「キレイ!」、安達祐実さんを見たら「キレイ!」と言いますよね。
誰しも「俳優なのにキレイ!」「俳優とは思えない程キレイ!」とは言いません。
ではAV女優さんを見た時に、素直に「キレイ!」と言えないのは何故でしょうか。何故「AV女優とは思えない程キレイ!」と言ってしまうのでしょうか。
それは、言った人の心の中にAV女優さんを差別している意識が有るからです。
言ってみれば「性を売りにする様な女なんて、たいしたルックスを持ち合わせていないだろう」と言った考えです。
ハッキリ言って差別であり信じがたい考え方ですが、差別意識が無ければ「AV女優とは思えない程にキレイ!」とは言わないでしょう。素直にキレイですね~と言えないのは、心の奥底に潜む差別意識が言葉に滲み出てしまっているからです。
本人には悪気が無いなんて擁護が聞こえてきそうですが、擁護になっていません。無意識に差別している訳ですから、擁護しようがないのです。
改善には"性とお金"に関する教育が必要
将来のAV女優さん達が同じ様な言葉を受け止める機会を減らす為には、日本の”お金と性"に関する教育を大改革する必要があると考えます。
日本の教育の中で”お金と性"に関する時間は殆どありません。そして家でもお金の話、例えば両親の年収だったり、オナニーの仕方や両親のセックスについて話す機会は無いでしょう。
学校でも家庭でも"お金と性"についての話はタブーになってしまっているからこそ、大人になっても"お金と性"の話はタブーのままで、性でお金を稼ぐ仕事に対しての差別意識が根強いのです。
今AV女優さんに対して差別意識を持っている人達の問題は別として、将来のAV女優さん達の為にも"性とお金"に関する教育改革が必須でしょう。
人間の3大欲の1つである性を満たす性産業は、歴史を見ても未来を考えても非常に長いです。日本共産党のアノお方の様に"AV禁止"を訴える人ばかりにならない限りは、いつの時代もAVは有ると思います。
日本人の会話から"お金と性"がタブーではなく当たり前になる世の中になると良いですよね。
↓最近の新人AV女優さん 本当にキレイな人しかいません。
