はじめに
山手梨愛さんの「九州NO.1ボディグラドル‘山手梨愛’の神ボディ堪能」のレビュー記事になります。
2,500文字で本作の魅力をたっぷりお伝えします。
九州NO.1ボディグラドル‘山手梨愛’の神ボディ堪能 風俗ランドレビュー【☆3.0】
収録時間: 148分
監督:紋℃さん
メーカー:エスワン ナンバーワンスタイル
ジャンル: ハイビジョン 4K 独占配信 ローション・オイル ギリモザ パイズリ 単体作品 巨乳 ヘルス・ソープ
品番: ssis00375
【AV女優としての登竜門】
綺麗なクビレで大きな乳房の業界屈指の美ボディを持つ山手梨愛さんが性サービスをする様々な風俗業種を楽しめる作品。
エスワンさんの専属女優の場合、多くは3~4作目まで決まったシリーズに出演する既定路線がある。女優さんはカメラの前で裸になり性技をするのに慣れてもらうメーカーの女優育成の方針なのだろう。
必然的にデビュー以降の数作は「受け手に回る作品」となり、作品の「シコリティ」は女優さん自体の顔やカラダのポテンシャルだったり男優さんがどれだけイカせれるかに支配され、女優さんの責めテクニックは強く求められない。
その点において、山手梨愛さんの作品を振り返ると「デビュー作」「初体験3本番スペシャル」「交わる体液、濃密セックス」「はじめての大・痙・攣スペシャル」と、どの作品もシンプルに性技を魅せる「受け手に回るプレイもの」であり、5作目である本作「九州NO.1ボディグラドル‘山手梨愛’の神ボディ堪能 風俗ランド」は初めてのセリフやシチュエーションのある山手梨愛さんが責め手に回る作品となる。
これは何を意味するのか。女優さんには一人ひとり個性があり、それぞれの得意分野を伸ばし良い作品を作っていくのがメーカーや監督の仕事でもある。それと同時に女優さんも得意やスキルが増えたり能力開発が進めば、我々ユーザーへより素晴らしい感動を提供してくれるだけでなく、女優さん本人もより多くの報酬を受け取ることができる。これは性の、もとい正のスパイラルである。
そういった意味で、本作「九州NO.1ボディグラドル‘山手梨愛’の神ボディ堪能 風俗ランド」は女優山手梨愛さんにとって、得意分野や新たな魅力を発見できるかどうかの「登竜門」である。
まずは最も良かった「新たな魅力」として、山手梨愛さんはマットプレイが得意になっていくのを予感させた。
ローションを乳房に塗り、男優さんの身体中に縦横無尽に滑らせそつなくこなす。特に膝の裏におチンポをあてがい腿裏および脹脛で挟みながら、キスをするシーンは動作が難しそうにも関わらずスムーズに奉仕しているのが良い。
【風俗作品に求められるシチュエーション】
デビューから本作まで、作品をコンプリートしてきたが今作には落胆してしまった。しかし、これは前作「激イキ112回!痙攣4500回!イキ潮1800cc! 山手梨愛 エロス覚醒 はじめての大・痙・攣スペシャル」が非常に良かっただけに※、期待がかなり高まっていた事が要因として大きい。
山手梨愛さんと言えば細いウエストで大きな乳房の彫刻芸術の様なボディが魅力的で、本作でもマットプレイやオイルエステはカラダをしっかりと楽しめてシコリティは低いわけではない。
その一方で、前作で見せたような胸を突き出す「海老反り」や揺れる乳房などのダイナミックに乱れるシーンは最後まで観ることができなかった。
そもそも「風俗作品」であるが故に、あくまで山手梨愛さん主導でご奉仕をするという一本筋の通った揺るがないコンセプトがある。従って、男優さんは山手梨愛さんを激しくイカせるプレイに縛りを受け、テクニックを駆使してダイナミックに動けなかったのが原因だろう。
しかしながら、激しく乱れるシーンが無くても高いシコリティを確保している作品は沢山ある。山手梨愛さんのセリフの声が聞き取りにくく、セリフの量も少なく感じた。経験が浅いため、アドリブが苦手だったり棒読み感があるのは仕方がないと考えるが、セリフの声が小さく、風俗嬢にしてはセリフが少ないためかプレイ前の掴みで非常に損をしてしまっている。
風俗に行ったとき、少しの緊張と股間の高ぶりが混ざった感覚があり、目の前の山手梨愛さんが次はどんな事をしてくれるのだろうかという高揚感を大切にした作品であれば神作品であったのは間違いない。
また、カメラアングルに明確な不満点がある。ラストのデリヘルでは謎の固定カメラアングルで撮影されており、山手梨愛さんが遠くに感じられ、大きな乳房やクビレが観づらくシコりにくい映像だった。シチュエーション的にもなぜこのアングルにしたのか意図が分からなかった。
本作唯一の顔射を山手梨愛さんが折角受けてくれたにも関わらず、定点カメラが遠くシッカリと観られず残念である。
セリフ回し、カメラアングルの2点がマイナス要素だと考える。
【美ボディを堪能できる風俗プレイ】
厳しい意見を先に述べたが、ここからは良かった所を中心に紹介する。
チャプター構成はソープ、ピンサロ、メンズエステ、おっパブ、デリヘルの5つ。本番はソープのマットプレイ、オイルエステ、デリヘルの3本番。
山手梨愛さんの神ボディを活かせるのはやはり本番のチャプターであり、特にマットプレイとオイルエステは艶やかにテカらせたボディが刺激的で、どのシーンで抜くかと聞かれれば迷わずこのチャプター2つを推薦する。
基本的にはAVの王道である三人称視点でジックリと美ボディに集中でき抜きやすい。一方で、ピンサロシーンでは主観映像でフェラチオ、鼻筋の通った美顔、大きな乳房を間近で見られ、箸休めと言ったら失礼かもしれないが、本番シーンの前に観ると股間が臨戦状態となり心地よい射精ができた。
ここからは憶測だが、山手梨愛さんは台本を覚えるのに一杯で余裕がなかったのか、フェラやパイズリ、お掃除、顔射といった前作で出来ていたAVの王道的展開が少々粗い印象を受けた。例として、ソープチャプターではローションをヌルヌルにしたパイズリシーンがあるが一瞬で終わってしまった。初めに述べた通り、山手梨愛さんはマットプレイで輝くものがあり、ふわとろIカップで包み込まれるパイズリは見ているだけで気持ち良いシコり甲斐のあるシーンだっただけに残念極まりない。
とはいっても、業界屈指の美ボディがカメラの前でセックスをしているだけでも最低限のシコリティは確保できるだけの魅力が山手梨愛さんにはあると考える。そのため、本作の内容をソープとオイルエステのチャプター2つ分と割り切れる人へはおすすめできる。
シリーズ化はされていないが、エスワンには全編ソープ作品の「河北彩花がご奉仕してくれる最高級5つ星ソープランド」があり、山手梨愛さんにはセリフを慣れていただいてから是非出演して欲しいと願う。