はじめに
通称AV新法の影響と思われる新作本数減を調査すると、酷い結果になりました。
【AV新法】11月の新作AVが激減!2022年上半期と比較して○○%減に・・・
通称AV新法が施行されて約5か月
契約から1か月間撮影出来ない、撮影から4か月間情報公開出来ない等の規制が盛り込まれた「通称AV新法」が2022年6月23日に施行されてから約4か月が経ちました。
施行直後は新作発表・発売ペースこそ変わらなかったものの、7月8月には「撮影がリスケ」「撮影ゼロ」と投稿するAV女優さんが後を経ちませんでした。
この状況は法案内容が分かった時点で予想出来、11月発売予定の新作発表が激減した現状は悲しい事ですがある意味「予想通り」と言える展開です。
下記記事・画像は私が2022年6月24日に投稿したもので、「11月12月が通称AV新法の影響で、新作リリースの穴になる」と書きました。
理由は前述の通り契約から撮影に1か月・撮影から情報公開まで4か月を有するからであり、通称AV新法施行前に駆け込みで契約した撮影の玉切れも発生する為、「リリースペースを予め緩めるべきでは?」と書いておりました。
しかしながら7・8・9月と顕著に新作発表・発売ペースを落としたメーカーは確認できず、「本当に大丈夫なのか」と心配していましたが、杞憂に終わってはくれません。
2022年10月18日に11月の新作情報を発表した複数のメーカーさんにおいて、「目に見えて新作本数が減っている」状況が確認出来ましたので、数値で語れるようにどれだけ減っているのか調査します。
調査方法としては2022年1月~6月の平均発売数と11月の発売数を比較します。
新人デビューや引退・移籍によるバラツキと通称AV新法の影響が及ばない範囲で、キリよく上半期を比較対象とします。
5メーカーの2022年上半期と11月の新作本数比較
2022年10月18日に新作発表があった適正AVメーカーさんの中から、MOODYZさん・PREMIUMさん・E-BODYさん・Fitchさん・KiraKiraさんの新作本数をグラフ化しました。
※前後半組に分かれている為、後半組で集計。
平均値から11月の新作本数の減少率を表すと次の通り。
ポイント
・MOODYZ:44.3%減
・PREMIUM:61.3%減
・E-BODY:23.6%減
・Fitch:36.0%減
・KiraKira:56.3%減
減少率では23.6%~61.3%で大きく乖離が有るものの、「減少傾向」である事に違いはありません。
一番減少率が低いE-BODYさんに関しては毎月2本の総集編を発売しており、11月も同様に2本発売予定。総集編を除くと平均7.2本・11月は5本となるので減少率30.5%となり、Fitchさんに近づきますね。
上図の様に並べてみると適正AVの新作発売ペースは安定している事が分かり、専属メーカーさんの中で引退・移籍が有る翌月には新人がデビューしているとも言えます。
他メーカーでも新作減少が発生し、少なくとも12月も同様の傾向になると予想
調査した5つのメーカーさんは専属メイン・企画単体メインで分かれている為、他の多くのメーカーさんでも同様の減少傾向がみられると考えられます。
実際に専属メーカーであるアイデアポケットさんは10月発売予定であった作品の半数を11月に延期させ、11月の新作発表では2本を追加するのみとなりました。毎月20本を超える新作が有るのでおおよそ50%弱の減少となっています。
この流れは11月だけで収まると嬉しい所ですが、通称AV新法に則った撮影・契約をしている作品については、年内販売が難しいため12月も新作発売数が減るかと。
通称AV新法執行停止・改正に向けた動きを進めつつ、新作が途絶えてしまう事による「ファンの離れ」を抑えるべく、SNSの積極更新やイベント開催、ファンクラブの発足などの追加活動が必要なのかもしれません。
いずれにしても適正AVファンとして出来る1つの事は「作品を買ってレビューを投稿する」であり、通称AV新法施行前後で変わりありません。特に最新作を購入した際は、忘れずにFANZAレビューを投稿していきましょう。