AV現場数激減中！？「総集編が増えた」

通称AV新報の影響は落ち着いたように見えたが

通称AV新法の内容

2022年6月22日に公布、翌日23日から施行された通称AV新法は、1年半経った2024年においても強い影響力を持っているようです。

簡単に通称AV新法の内容をおさらいすると次の通り。

契約から販売までのリードタイムが長くなり、撮影後に契約破棄されるリスクから中堅・ベテラン女優さんへ仕事側回りやすい状況になりました。

AVメーカーは一般企業ですので、病院や介護施設のように社会保障費や補助金ではなく、消費者が好んで購入した商品の売上から、次の作品づくり・従業員の給与・税金及び社会保障費の支払いを行っています。

つまり契約破棄されるリスクのある新人女優を起用し、そのリスクが現実となってしまった場合、大きな損害を被ることになり、誰も保証してくれないのです。

自分もAVメーカーの経営者でしたら、当然中堅・ベテラン女優さんを多く起用します。

藤木紗英「某メーカーが月100本撮ってたの60本前後に減らした」

現役適正AV女優の藤木紗英さんによると、「某メーカーが月100撮ってたの60前後に減らした」との話を聞いた様子。

3月前半はもう仕事入らなさそうだし中旬にICLのオペあってしばらくメイクできないこと考えたら開店休業かな
まぁ某メーカーが月100撮ってたの60前後に減らしたとか聞くし、それ以外のメーカーも現場数減らしてるところばっかだからそりゃ暇んなるわな
総集編が増えたしスパンが早くなったよね

— 藤木紗英🦍絶対取り下げないAV女優 (@sae_fujiki) January 30, 2024

月100本、年間1,200本ペースで撮影しているメーカーと言えば概ね見当がつきますがここでは触れずにおきます。

その他メーカーにおいても現場数減少を体感しているようで、業界全体の撮影が減少しているのではないかと。

明確な数値を持った説明は私の方から出来ませんが、現役のキカタン女優さんの体感に基づくものですから、間違いないと言っても良いでしょう。

総集編が多いというのは、ユーザーとしても何処となく感じているものですし。

撮影減少は通称AV新法の影響か、業界のシュリンクか

撮影が減少している理由として、考えられるものは2つ。

1つはここまで述べている通称AV新法の影響によるもの。

単純に契約→撮影→発売→売上確保までのリードタイムが約半年と長くなっており、懐事情が厳しくなっているかと。

そして一昔前に流行した逆バニーなどなど、トレンド感ある作品を作りにくく、業界全体の最大瞬間風速は控えめになっているでしょう。

一方で単純に適正AV業界自体がシュリンクしているという考え方もあります。これが2つ目の理由。

昨今のスマートフォンの普及により配信版の売上は爆発的に伸びているものの、違法アップロード動画視聴しているユーザーの増加・視聴時間の増加も容易に想像がつきます。

配信版の伸びに合わせて現場数が増えていった中で、需要と供給のバランスが崩れてしまい、2022年〜2023年あたりは供給過多になってしまったのではないかと。

すると2024年は減少傾向になり、供給と需要のバランスを取りに行く時期となります。

製作本数が増えたとしても、業界全体に流れるお金が変わらなければ、1本あたりの収益は減る訳ですから。

総集編によって二次使用料が支払われている

現場数の減少と合わせて総集編の増加についてもコメントが有りました。

総集編とは改めて説明すると、1つのシリーズやプレイに着目して、複数の作品のデータを集めたものです。

例えば出張先相部屋シリーズ作品をまとめたものや、大量顔射シーンを集めたものがあります。

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総集編に対して女優さんの新たな撮影はないものの、世に送り出させる1本の動画に御本人が出演していることは事実です。

これに対しAV人権倫理機構のグループ組織組織である「AVAN/アヴァン」では「二次利用報酬」の支払いを行っています。

つまり、総集編はメーカー丸儲けではなく、女優さんにも収益が分配されるようになっています。

二次使用料によって適正AV女優の椿りかさんは「ボートレースしよ！」と投稿しており、オフの時間をエンジョイしている模様。

AVの二次使用料振り込まれてた！ハッピーすぎる！ボートレースしよ！みんなAV買ってくれ！そしたらまたオムニバスになって二次使用が増えるから！ギャン中とのお約束だぞ！よろしくね！

— 椿りか AV女優 (@G_Style_rika) January 31, 2024

単品作品も総集編も、しっかり買っていくことがファンとしての務めですね。

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